米編小説

不易流行、山本継承歌  1

雪は既に止み、それでも吐く息は白に染まるような、初春のある朝。 「パパ、おそよぅ」 優しく揺すったくらいでは起きない。これは百も承知。 「パ〜パ〜〜!」 だが布団を大いに捲り、馬乗りに叫べば遂に父を打ち負かす。 「…寒……んん…まいこー…?」 「もう…